東日本大震災復興支援

チャリティーキャンドル 御霊-MITAMA-

東日本大震災の発生直後から、被災地の復興支援を願って

オリジナルのキャンドルを製作・販売し、その売り上げの

全額を被災地に寄付する活動を続けています。

 

震災で失われた、およそ2万もの尊い御霊。

その数だけキャンドルを作り続けようという想いから

「御霊-MITAMA-」と名付けました。

 

1個100円で販売しています。

是非お買い求めください。



<きっかけ>

2011年3月11日、東日本大震災が起きました。

私の自宅はさほどの揺れはありませんでしたが、震源がどこか気になりテレビをつけました。

あのキャスターの安藤優子がスッピンでヘルメットをかぶり放送をしている…。

とんでもない事が起きていることを知るにはそれだけで充分でした。

次々に映し出されることが今現実に起きている。

私の60年近い人生の中でこれ程の衝撃があっただろうか。

 

その日から毎日見たこともない映像が続きました。

そして、民放のすべてのコマーシャルは自粛され、ACに代わります。

その中でポヨヨ~ンとしたイラストが幾度も顔を出し「今、自分に出来ること…」的なコメントを流し続けていたのです。

あまり好きではないイラストではありましたが「今、自分に出来ること」というメッセージは私の芯の部分に微振動を与えました。

 

<行動を起こす>

数年前から町のイベント用に製作してきたキャンドル作りのノウハウを活かし、チャリティーキャンドルを作って販売し

売り上げの全額を寄付することにしました。

それがその年の4月です。

 

始めた頃は飛ぶように売れました。

いたる所に募金箱があり、いたる所で誰もが寄付をしていた。

そんな中でも寄付のオマケにキャンドルが貰えるということで本当に勢いよく売れました。

ちょっとピンクに色付けしただけのものだったのに…。

 

ところが、1年が経った頃から徐々に売れ行きが伸び悩み、2年も経つ頃には余剰製品が我が家に山積み。

これが世に言う「記憶の風化」なるものか…。

被災された方々には、到底言える話ではありませんが、現実と向き合った時期です。

しかし、「記憶の風化」と言うけれど、あの日の事を忘れてしまった人っているのでしょうか?

あの日、あの時、自分はどこで何をしていたのか、あの後テレビで見たあの映像を忘れた人はいないと思うのです。

ですから、今起きている現象は「記憶の風化」と言うより「意識の劣化」だと思うのです。

 

意識の劣化だとすると、それはもうその人の人間性ですからどうすることも出来ない。

どうすることも出来ないし、わかってももらえないかもしれないけれど

でも!そういう人へもメッセージを送り続けることに意味があるのではないか。

そして、忘れない人間もいるよという気持ちを被災地へ向けて送り続けるという事にも。

そうだ、送り続けよう!

でも…。売れない物を作り続けてもメッセージもへったくれもない。

売れる物を作ろう!

 

かくして、日々品質向上に励み、2色・3色のグラデーションスタイルを経て、更に手間をかけて今のスタイルが生まれました。

こうして、当初のとにかくお金を集め、被災地に送るという事から

「忘れない、忘れさせない」「思いをよせる、よせさせる」ということに目的が変化していきました。

 

<活動費について>

原材料となるろうそくはお寺や斎場のご協力で、使用済みのろうそくを無料で頂いています。

ろうを溶かす燃料費、ラッピング材、送料が主な経費となります。

震災の翌月から見切り発車で始めた活動ですから当然自腹でした。

キャンドルを作り始めて慣れてきますとプロではありませんが、ちょっと人に教えられるくらいにはなり

子ども会や町内会、色々なイベントに呼んでいただきワークショップをしています。

その時の謝礼を活動費として貯めています。

それと、大きな支援者が現れました。

伊藤聖子さんというプロのキャンドル作家が、彼女の作品の売上を全額活動費にどうぞとステキな作品をたくさん送ってくれました。

これを販売させていただき、活動費に充てさせていただいています。

 

<余談>

「こんなに手間をかけて100円でもいいの?もっと高くしては?」というアドバイスをよく頂きます。

しかし、目的が変化していっているという事と、手間をかけることが気持ちをかけるという事という思い…。

というか、手間をかけることぐらいしか今の私にはできないのです。

復興が進んでいないというもどかしさ。でも私には何もできないというもどかしさ。

このもどかしさが、私により手間をかけさせています。

での、このひねくれた屈折した思いを説明するのは難しく、アドバイスくださる方には

「どうしても100円でいきたいの」とだけ言っています。

 

また、「これいつまで続けるの?」という質問も受けます。

それに対しては「2万個」と答えています。

2万個…。それは震災で失われた御霊の数。

一つ一つ作っていく中で自然に生まれた心の答え。

そう思う事で、より丁寧に作ることにつながりますし、それに何と言っても原材料がご葬儀で使われたろうそくという事も

気持ちの後押しになっています。

 

  

いしやまキャンドルプロジェクト

発起人 代表 府川えりざ